先日休暇を取ってのんびり実家に帰省しました。
行きは新幹線で帰りは飛行機を利用したのですが、飛行機が無事に着陸したときは達成感もひとしおです。
なぜなら私は、
飛行機に乗ることが苦手
なのです。
交通手段として陸路でも行ける場所であれば自然と飛行機を避けている自分がいます。
しかし絶対乗れないというほどではないので、海外旅行等どうしても乗らざるを得ない場合はもちろん乗ることはできるんです。
ただそうすると数日前から緊張し始めます。
空港に向かっている時もひたすら憂鬱な気分と闘わなければなりません。

周りには平然と振る舞っているつもりなのですが、実は毎回心の中はドキドキです。
今回久し振りに1人で飛行機に乗り、この「飛行機が怖い」という気持ちにじっくり向き合ってみました。
- ぶっちゃけ飛行機に乗るのが苦手なんです
- 怖いけど乗らなきゃいけないから不安でたまらない
- 少しでも飛行機への恐怖心を和らげたい
私がまさにこのタイプなので「ほんまそれ!共感するわ!」と思った方は是非、参考程度に読んでもらえると嬉しいです。
Contents
飛行機が苦手になった理由
空の旅を純粋にワクワク楽しむタイプの子供でした。
二十歳の頃、テレビの特集で昔の悲惨な飛行機事故を知り「もし自分がそうなったらどうしよう」と想像して恐怖心を持つようになってしまいました。
「事故率のデータで見ても飛行機は一番安全な乗り物」
それはもちろん頭では理解しています。
よくよく考えたら人生のリスクは飛行機以外にもたくさんありますよね。
良い意味でも悪い意味でも人生はいつ何が起こるか分からないというのに、そうは分かっていても【不安・怖い・苦手】という気持ちを拭えません。
宝くじのような確率だとしても、その【もしもの確率】にフォーカスしてしまうのがネガティブ思考の潜在意識というものです。
飛行機恐怖症を克服したい!私なりの対策。
そんな「飛行機には乗れるけどぶっちゃけ怖いよ」という私ですが、毎回同じような考え事や行動をしていることに最近気が付きました。
単なる私の癖も入っているのですがまとめてみます。
みんな運命共同体!

搭乗手続きで行列に並んでいると、周りの皆さんに対して運命共同体のような気持ちを抱いてしまいます。
特に赤ちゃんとか小さな子供を見つけると、
見た目がイケてる人(大雑把)を見つけると、
そんなことを考えながら並んでいます。
今自分で書いてても基準がワケわからないですが、勝手な親しみと突然のポジティブ思考が暴発です。
それくらい無意識に恐怖感でいっぱいなのかもしれません。
でもポジティブな気持ちは自己肯定にもつながるので広い意味で良いことですしあながちバカにできないです。
かといってもちろん根本的な不安をいきなり葬り去ることはできませんよね。
不安は不安としてそのままの自分を素直に受け止めつつ、「私くだらないこと考えてるな」「緊張しているんだな」と客観的に自分を観察してみると少し気分が軽くなるかもしれません。
苦手な飛行機の中では「何かに夢中」になるべし

飛行機に乗っている間はどんな風に過ごしていますか?
国際線であれば映画や音楽・ゲームなどを楽しんだり、食事をして睡眠を取ってと過ごせますが、フライト時間が短い国内線だと時間の使い方が難しいですよね。
一番理想なのは「機内では寝る」これに限ります。
そうすれば夢の中なので、到着まであっという間です。
しかし残念ながら私は寝付きがあまりいい方ではないのでこの方法は実践できないんですよね。
ということで私の場合は、本を一冊持って行って飛行機の中でひたすら読むことが多いです。
そのために新しい本を購入して持っていきます。
本を読むことでその世界観に没頭することができるので自然と怖い気持ちを忘れさせてくれるんですよね。
先ほど「寝ている間は夢の中なのであっという間」と書きましたが、
時間を忘れるほど何かに「夢中」になること
⇔これもすなわち「夢」の「中」
非常に似ていることなのです。
寝ている夢の中と同じように、現実でも何かに夢中になればあっという間に時間が過ぎ去ってくれるというわけですね。
読書以外でも誰かと一緒であれば話をしたり、旅の帰りならカメラの写真データを眺めて整理してみたり、何か夢中になれることを探してみましょう。
夢中になることでいつの間にか時間が経ち、「怖い」という気持ちを忘れさせてくれるのでシンプルにおすすめです。
飛行機が揺れたらCAさんをチェック!

ベルト着用サインが出ている時や上空でフライトが安定している時でも、飛行機が揺れるとやはりドキッとしてしまいます。
そんな時は即座にCAさんをチェックするんです。
CAさんは多少の揺れ程度であれば気にせず機内を動きまわっています。
笑顔で乗客にサービス中であれば緊急な状況ではないと判断できるでしょう。
怪しくない程度にですが私はついCAさんの動向や表情などを視界の隅でチェックしてしまいます。
お仕事とはいえ、CAさんのあの優しい表情を見ると安心するんです。
日々幾度となくフライトを経験されているCAさんの表情だからこそ信頼できます。
もし何か気になることがあったり不安でたまらない時はCAさんにお声がけしてみることも一つの方法だと思います。
余談ですが私は上空で急に停止したのかと思うくらいエンジン音が静かになったり、逆に着陸したかのようなゴゴゴゴゴって音に敏感になってしまいます。
毎回同じタイミングなのでおそらく「飛行において必要な操作が行われただけ」で特に問題ないことだろうと思いつつ、揺れや音が気になってしまう時は感覚があまり伝わってこないように無意識に両足を浮かせるんです。
お腹に力が入っておしりで体を支えることで、感覚をそこに集中させて嫌な感覚を紛らわせることができます。
飛行機が揺れても「安全」その理由は?

冷静に思い返してみて気づいたことがあります。
飛行機が揺れたとしても、実はその多くがそこまで大きな揺れではないということです。
一般的に飛行機の揺れは、道路の車で言うとデコボコの道を走っているようなものです。
よく考えたら飛行機よりも車やバスに乗っている時の方がよっぽど揺れを強く感じますよね。
また乱気流については、小さいものまで含めると発生頻度としては珍しいものではありませんが次のことが言えます。
- 現代の技術ではある程度の乱気流は予測することができる
- パイロットは可能な限り乱気流を回避しようと努力して飛行してくれている
激しい乱気流に遭う確率はおよそ100万分の1、その際にケガをしてしまうのは「シートベルトをしていなかった」ことが理由の場合がほとんどです。
シートベルトを締めていれば基本的には安全なのです。
私は「シートベルト着用サイン」にかかわらず、飛行機に乗っている間は常にシートベルトを着けるようにしています。
人生は思った通りになるもの

私は飛行機に乗る際、特に離陸時が怖いと感じてしまいます。
というのも、着陸の時は事前にアナウンスが入るので心の準備ができるんです。
でも離陸の時は、もう後には引けない感がすごくて緊張してしまいます。
ちなみに操縦するパイロット側の感覚としては、
- 最も緊張して神経を使うのが離陸
- 最も技術力を要して難しいのが着陸
という意見が多いそうです。
そんな離着陸時に一搭乗者の私が毎回していることがあります。
えっと・・
実はですね、離陸で滑走路を走り始めたら、「よろしくお願いしまーす!!」と心の中で叫んでいます。爆
そして着陸時は地面に着いた瞬間、「頑張れ!頑張れ!頑張れ!」とブレーキがかかっている間多分15回以上は唱えてます。
もっと吐き出すと、ボーディングブリッジ(飛行機に乗る前の廊下)では、「今日はありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」とコックピットに思いを馳せながら歩いています。
でもなんとなく気持ちが軽くなって本当に大丈夫なような気がしてくるんです。
ただ願うだけではなく感謝の気持ちをイメージすることを最近は意識しています。
というのも「感謝をする」とドーパミンなど脳に良いとされる物質が分泌されるそうなんです。
今までは何気なくしてしまっていたことでしたが、脳科学的も良いことなのだと知ったのでこれからも意識して続けます。笑
現代の様々な技術をはじめパイロットさんやCAさんに感謝して、飛行機のフライトを楽しみたいです。
おわりに
「怖い」とか「苦手」という意識を0にすることはなかなか難しいですよね。
しかし考え方や過ごし方次第で気持ちを軽くさせることは充分に可能です。
こうしてまとめてみると、思い込みやイメージ力の大切さを改めて考えさせられました。
「楽しんだもん勝ち」とはよく言いますが、不安でも楽しくても同じ時間を過ごすなら楽しい方が絶対にいいですよね。
私は飛行機に乗る際の緊張と楽しみの比率7:3位のまだまだひよっこですが、なんだかんだこのドキドキワクワクを楽しもうと思います!
ちなみに散々「怖い」「苦手」と言っておきながら、以前国際線でのフライト中に観た映画がこちらの3本立てでした。
- 海でトラと1対1で漂流
「ライフ・オブ・パイ/虎と漂流した227日」 - 超巨大地震と津波
「カリフォルニア・ダウン」 - 究極の選択を強いられる宇宙船モノ
「スペース カウボーイ」
苦手もうまく付き合っていきたいものです。