スペインのバルセロナは死ぬまでにもう一度行ってみたい場所です。
「そりゃ行けるもんなら全部再訪したいわ」って話ですが、実際には難しいのが現実。
私は今までに2度バルセロナを訪れ、そして改めて
絶対また行きたい。
と沸々しています。
そう感じている理由は、
完成したサグラダファミリアをこの目で見たい
から。
バルセロナで一番印象に残ったのがガウディの建築作品でした。
どれも素晴らしかったです。
バルセロナは2日あれば代表的な観光スポットを一通り回ることができます。
当記事では私が回ったガウディ建築作品4つの感想をまとめたので、これから足を運ぶ方にとって少しでも参考になれば幸いです。
- スペイン・バルセロナへの旅行を検討している
- バルセロナの代表的な観光スポットを知りたい
- 実際バルセロナに行った人の感想を読みたい
Contents
1.バルセロナのガウディ建築①「カサバトリョ」
まず向かったのは「カサバトリョ」という比較的新しいガウディの世界遺産です。
壁の色使いがカラフルで、ついつい「かわいい!」を連呼してしまったスポットでした。
屋根がドラゴンの背中のようなデザインだったり、バルコニー部分もまるで動物の骨っぽくて、よく見れば見るほどユニーク。
チケットは事前に公式サイト(英語)か日本語予約サイトで予約しておくことをおすすめします。
並ぶ時間がもったいないのと当日のチケットは高くなってしまうからです。

内部はさらにワクワクする世界が広がっていました。
入ってすぐの部屋は大きな窓が特徴的で、海の中に潜ったような不思議な感覚に。
建物自体はそんなに大きくないはずなのですが、曲線ベースなので広く感じるんです。
別の部屋の天井にはこんな形を発見。

ミルククラウンを表現しているんだとか。
牛乳を一滴落とした時スローモーションで見れるアレですね。
それを天井につけるなんてアイデアが面白いです。

こちらはなんとエレベーター。
色使いやデザインが本当に凝っていて、まるでテーマパークのような世界観でした。

見学の途中でパティオがありそこから建物の裏側を見ることもできます。
そして屋根裏部屋へ。
外から見るとちょうどドラゴンの背中のように見えた部分が屋根裏部屋です。
広間や水回りなどいくつかに分かれているゾーンなのですが、ちょっとこの廊下をみてください。

これ何がすごいって、日の差し方が絶妙なんです。
大きな窓や電気は特にありません。
自然光が綺麗に入る設計になっており、壁が白一色の効果もさることながら陽の光だけでこの明るさは思わずうなりました。

この時は晴れだったので余計この設計の素晴らしさを感じることができたのかもしれません。
個人的にカサバトリョで最も感動したのがこの屋根裏部屋の廊下でした。
カサバトリョに訪れた際はぜひ屋根裏の廊下をチェックしてみてください。
2バルセロナのガウディ建築②「カサミラ」
カサバトリョから徒歩6分で次は「カサミラ」へ。
その外観はカサバトリョ以上にうねうねしていて
海藻が漂っているかのように見えるベランダ部分、そして建物自体はまるで長い間海の底に沈んでいるかのような重厚感があります。

静と動を両方感じさせるデザイン。
カサミラ内部は博物館ベースになっており、同時に今なお数世帯が実際に住んでいるそうです。
今でこそ世界遺産として圧倒的に評価されていますが、当時は評判が悪く「ラ・ペドレラ(石切り場)」というあだ名が付きました。
そんなカサミラも公式サイト(英語)または日本語サイトで事前予約ができるので、出発前に準備しておくことをおすすめします。

中に入るとまずは中庭で、真上には空が広がっていました。

内側はこんな色合いで海の中をイメージさせる造りになっています。
この鉄っぽさとカラフルさの融合というか、ゆらめく感じがたまりません。

博物館ではガウディ建築について詳しく展示されています。
ガウディは動物や植物などからインスピレーションをうけていたそうです。
たしかに、カサバトリョとカサミラではその生物的なデザイン性を何度も垣間見ることができました。

ガウディ、椅子も設計していたんですね。

そして屋上もすごかったです。
オブジェのようなものは煙突で、階段があったり座ってくつろぐ人がいたり。
カサミラの屋上は、もはや公園
です。
アングルによって微妙に違った景色を楽しめます。
カサミラもとても興味深くて楽しい見学でした。
3.バルセロナのガウディ建築③「グエル公園」

次は「グエル公園」にやってきました。
私がバルセロナを訪れた2回とも、グエル公園で一番混雑を感じました。

観光客で埋め尽くされています。
ここで使用している画像は夏の午後に訪れた時のものですが、春先に訪れた際は同じ時間帯でこれよりさらに人が多かったです。
グエル公園は朝一番に行くことをおすすめします。
チケットは事前に公式サイト(英語)か日本語予約サイトで予約しておいた方がスムーズです。
ちなみに営業時間外であればグエル公園の有料ゾーンに無料で入場することができます。
故に
という意見もありますが、
人がいない=犯罪に巻き込まれるリスク
もあるということを忘れないでほしいです。

常に大人気のこのカメレオン?トカゲ?(じゃなくてファイアサラマンダー)は入ってすぐなのでそこまで危険ではないかもしれませんが。
人がいない時間帯にあまり奥まった場所に行くのは
いざという時、周りに気付いてもらえない
可能性があるため個人的にはおすすめしません。

公園の下は天井部分がモザイク装飾になっていました。
たくさんあって、しかも全部デザインや色が違います。

上にあがると公園に到着。
一見何もないように見える公園、注目スポットはベンチです。
遠めの写真なので分かりにくいですが、淵にたくさんの人が集まっているのが分かりますでしょうか。
公園を囲むように淵がカラフルなベンチになっているんです。
先ほどのモザイクと同じようにそれぞれ色・デザインが違って面白いです。

お気に入りのベンチを見つけたいところですが、常に誰かしら座っていたり景色を眺めているので空いた場所へスッと入るしかありません。
逆にどんなデザインのベンチに当たるかお楽しみです。
ここから見下ろす景色はバルセロナの街並みだけでなく
- 海岸線まで見える
- お菓子の家のような建物
が特徴的で、何気に絶景でした。
4.バルセロナのガウディ建築④「サグラダファミリア」

「サグラダファミリア」はガウディが残した未完の最高傑作。
1882年からなんと今なお建設が進んでおり、
2026年頃に完成予定
です。
少し前までは完成にまだ300年弱かかるとも言われていました。
しかし、この数十年で爆発的に観光客が増えたことや近年のIT急成長により完成までのスパンが短くなったそうです。
サグラダファミリアに行く前は正直、
と疑問に思っていた私ですが懺悔させてください。

見たら分かる。

細っかいやつやん。

これ、全部彫刻なんです。
実際に行ってみると、まず外観だけでも圧巻です。
西側と東側にそれぞれファサード(建物の正面部分)があり、そこで表現されている彫刻がとにかく細かいこと。
今は亡きガウディが思い描いたことを、現代の人たちが推測しながら着実に再現していっているということに感動を覚えました。
しかも建設から100年以上経ってるということは修復作業も行いながらの建設では。
既に胸がいっぱいですが中に入ります。

どん!!!

おおおーーーー。

いやーーーーーー!
なんでしょう、
なんかもう、
RPGに出てきそう。
相変わらず語彙力ないですが、凡人の素直な感想です。

カサバトリョで感激した設計のすごさをサグラダファミリアでも感じました。
ステンドグラスの色や場所、時間帯によって光の射し加減や色が違います。

本当にいろんな姿を見れたサグラダファミリアの内部。
もはや生き物のようで、本当に美しかったです!
めちゃくちゃ余談ですが、このステンドグラス。
私が結婚式をあげた式場(アルタビスタガーデン)にそっくり。
サグラダファミリアの内部はほぼ一面ステンドグラスになっています。
本当に全て見え方が違うので、お気に入りのスポットを探してみてください。
言わずもがな、事前に公式サイト(英語)か日本語予約サイトでチケット予約をしておきましょう。
また、サグラダファミリアは入場とセットになっているチケットを選べば
- 東側(生誕のファサード)の塔
- 西側(受難のファサード)の塔
にそれぞれ登ることができます。
時間に余裕があれば塔も登ってみてください。
景色はもちろん、各鐘楼やオブジェなどを間近で見ることができます。
一般的な観光地の塔に登るより断然見応えがありました。
ちなみに、東の生誕のファサード側にはグエル公園があり、
池の水面にサグラダファミリアがうつる
ことで有名です。
なんと私が行った時は、
たまたま水抜きされていたタイミングでした。
なのでグエル公園から池にうつる逆さだファミリアも撮影できていません。
少し残念でしたが、サグラダファミリアは本当に行って良かったと感じています。
何とか自分が生きている内にもう一度、次は完成した姿をこの目に焼き付けたいです。
5.おわりに
街のいたるところにそびえ立つガウディ建築は、バルセロナの街を彩るシンボルであり魅力の塊でした。
- おとぎ話のよう
- まるで生き物みたい
そんな風に感じる建築物がわんさかある街って世界でも珍しいのではないでしょうか。
当記事ではガウディ建築に絞ってお伝えしましたが、もちろんその他にも楽しめることはたくさんあります。

例えばこちらも世界遺産「サンパウ病院」。
10数年前まで実際に診療が行われていたというから驚きです。

景観もさることながら内部もこんな風にピンクだったり。
無機質な病院のイメージはどこへやら。
映えまくるスポットですね。

こちらも世界遺産、「カタルーニャ音楽堂」。
佇まいはひっそりとしていますが、音楽堂内部は圧巻の世界観を醸し出しています。
ここは良い意味で期待を裏切られたというか、ぜひ行ってほしい世界遺産です。
サンパウ病院もカタルーニャ音楽堂もドメネクという同じ方が設計していて、ガウディはかつて彼の教え子だったとか。
そう考えるとますます興味深いです。

そしてバルセロナに足を運んだ際は、ぜひチョコレートチュロスを食べてください!
甘党の方はもちろん、しょっぱい派(私)の方もきっと虜になりますよ!
以上、私が本気でもう一度行きたいと思っているバルセロナをご紹介しました。
少しでも参考になったら嬉しいです。