ふるさと納税

初めての人へ届けたい、これが「ふるさと納税」のダイジェスト

自治体に寄付をして税金控除を受けられるふるさと納税、みなさんは利用したことありますか?

我が家では数年前から夫が利用しています。

私もやりたいと思いつつ持ち前の面倒くさがり屋を発揮、やらぬまま数年が過ぎ。

むしろ私が「夫がふるさと納税している」と両親や友人に話したことで、気づけば私よりも先に彼女たちがふるさと納税を利用するようになっていました。

そんな私もようやくふるさと納税しましたよ。

そして案の定実感しました。

もっと早くやっておけばよかった!

今や「ふるさと納税」という言葉自体はほとんどの人が知っています。

令和元年で利用者は約400万人、年々増えてきていますが私のように尻込みしている人もまだまだ多いのではないでしょうか。

今回自分の備忘録、また私と同じように初めて「ふるさと納税」をする人に向けてふるさと納税の概要やポイントについてまとめました。

ふるさと納税はやってみると意外と簡単なので、誰かの始めるきっかけになれば嬉しいです。

  • 「ふるさと納税」聞いたことはあるけどよく分からない。
  • 「ふるさと納税」やってみたいけど手続きが難しそう。
  • 「ふるさと納税」について知りたい。

初めての人がそもそも聞きたい、「ふるさと納税って何?」

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ふるさと納税の仕組み

応援したい自治体を選び寄付をすると

お礼の返礼品を貰えて且つ税金が控除される

簡単に言うと実態は「寄付」であり、事実上「納税」するということにあたります。

もう少し具体的に言うと・・

例えば、1万円をAという自治体に寄付したとします。

すると寄付金の内自己負担2000円でAの特産品を貰うことができ、

寄付の旨を申告すれば年間の住民税から8,000円控除されるんです。

ただただ税金を支払うだけよりも断然お得ですよね。

自己負担額は寄付金額によって変わるわけではありません。

自己負担額2,000円を除く全額が所得税及び個人住民税から控除されます。

寄付金額をいくらにするかも大事だよ。

そう、「ふるさと納税」の恩恵をしかと受けとるなら忘れてはならないことが3つあるのです。

初めて「ふるさと納税」をする前に確認すべきこと3つ

賢くおトクに税金を納めよう!

自治体への寄付金額から税金控除を受けるためには、事前に3つのことを確認しておく必要があります。

どれも重要事項なので後で「なぜこんなことに・・」と残念な気持ちにならないために、しっかり確認していきましょう。

控除限度額を確認する

ふるさと納税(控除される税金)の限度額は今年の所得や家族構成などによって決まります。

所得は手取りではなく源泉徴収前の額面での年収です。

賞与も含めるよ。

また後述するふるさと納税の各サイトでは限度額のシミュレーションができるので活用してみましょう。

あくまで目安の為、シミュレーション結果より若干少なめに寄付するのがおすすめです。

ちなみに「年収が高い人でないとふるさと納税のメリットがない」と考えている人も多いのではないでしょうか。

総務省のサイトでも限度額目安は年収300万円からしか載っていません。

「自分には関係ない」と思ってやっていない人もきっといるんじゃないかな。

確かにメリットの大きさでいうとその感覚も否めませんが、年収約150万円以上あるのであれば決してメリット0ではないので「ふるさと納税」をやらないのはもったいないです。

【年収300万未満(独身または共働き)】おおよその限度額
年収 限度額
150万   7,000円
200万 15,000円
250万 21,000円

上記はザックリした計算です。

繰り返しになりますが家族構成によっても金額は変わるので参考程度にみてくださいね。

夫婦どちらかが専業主婦(夫)の場合は配偶者控除で税金が安くなる為、限度額は少なくなります。

今年中に済ませよう!

「ふるさと納税」の申し込み時期についても説明するね。

初めての人からしたらそういった疑問を1つ1つ確認するのも敷居が高く感じているかもしれません。

実は「ふるさと納税」の寄付自体は一年中いつでも申込可能です。

ただし下記がポイントです。

1月1日~12月31日の間に寄付した金額については翌年の税金支払い分から控除される

言い変えるなら、

翌年支払う税金の控除が目的であれば12月31日までに申込をする

ということです。

駆け込みだと人気の商品が品切れになることも多いので早めにしておくのが吉。

私も12月に駆け込んだ一人だけど。

ワンストップ特例制度について

ふるさと納税で寄付した後、忘れてはならない重要事項が税金控除の申請です。

寄付金申し込みだけで満足して税金控除の申請をしなかった場合、税金控除は受けられない。

税金控除の申請としては通常「確定申告」が必要になります。

確定申告って馴染みがない人もいるよね。

そんな人に向けて確定申告に行かなくてもふるさと納税の寄付申告ができる「ワンストップ特例制度」が2015年から始まっています。

「ワンストップ特例制度」を利用する条件
  1. ふるさと納税の申告以外に確定申告をする必要がない人
  2. ふるさと納税の寄付をした自治体が1年間に5つ以内の人

上記2つを満たしている場合はワンストップ特例制度を活用しましょう。

利用方法は簡単だよ。

後述のふるさと納税のサイトを利用するのであれば、寄付申し込みの際に必ずワンストップ特例制度の申請書を希望する旨の項目にチェックを入れます。

申請書の入手方法については、後日郵送で届く場合や自治体サイトで自らダウンロードが必要とされている場合など自治体により様々です。

申し込みの際に必ず記載があるので確認してください。

あとは1月10日までに各自治体へ申請書を送付すればOK。

寄付の分申請が必要だよ。
  • 複数の自治体に寄付した
  • 1つの自治体に複数回寄付した

どちらかに関係なく、寄付をした回数分申請書の提出が必要になります。

確定申告する場合はワンストップ特例制度は利用しません。

確定申告の際にふるさと納税寄付の申告をしてください。

普段確定申告には縁がないという人も医療費控除申請で確定申告必要になったケースは注意が必要です。

「ワンストップ特例制度」は確定申告の必要がない人のための寄付申告制度の為、確定申告をしてしまうとワンストップ特例申請が無効になってしまいます。

その場合は確定申告にて寄付金の申告をしなければなりません。

自分の状況に沿って手続きを進めてくださいね。

ふるさと納税をするならどこのサイトがおすすめ?

どのサイトで申し込めばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

独自のお得ポイントを掲げた多くのサイトや自治体独自のものまで申し込みする方法は幅広いです。

選択肢が多い・・!
  • 初めてで特にこだわりはない
  • とにかく「ふるさと納税」を始めたい

そんな人には以下4つの大手サイトが分かりやすくておすすめです。

掲載数No.1なら「ふるさとチョイス」

自治体数も取扱い返礼品数も一番多いのがふるさとチョイス。

まずはここで検索してみるのもよいですね。

ただ情報量がすごすぎて決められない!となりかねないのである程度の希望は絞っておいた方がいいかも。

「ふるさと納税」本来の趣旨に則っているという点が特徴で電化製品はありませんが地域の名産品はほとんど網羅されています。

Amazon派・家電希望なら「ふるなび」

家電の返礼品が充実しているのが「ふるなび」。

地域の活性化という「ふるさと納税」そもそもの目的を考えると趣旨から少し離れているような気はしますが、寄付額が多い人におすすめのサイトです。

また不定期で寄付額の1~4%のAmazonギフト券をもらえるキャンペーンが実施されるので普段Amazonを利用する人には嬉しいですね。

楽天派なら「楽天ふるさと納税」

楽天ユーザーなら断然おすすめなのが「楽天ふるさと納税」。

いつものように楽天市場で買い物をする感覚で簡単にふるさと納税が出来ます。

楽天ポイントが貯まるのはもちろん、「ポイントUPのキャンペーン」や「毎月5と0の付く日は+2%」等で駆使すればその還元率は最大30%ともいわれています。

デメリットは楽天ユーザーでなければあまりメリットがないということぐらいでしょうか。

使いやすさ重視なら「さとふる」

初めての手続きに「ふるさと納税」の敷居が高いと感じている人におすすめなのが「さとふる」。

何よりのメリットが全体的に使いやすいこと!

口コミがや配送状況が見やすかったり、返礼品が届くのも早いと言われています。

携帯利用料金と一緒に寄付金を支払うことができるのも嬉しいポイント。

自治体・返礼品の数は少なめですが初めて「ふるさと納税」をしようとしている方にはとても分かりやすいサイトです。

初めての「ふるさと納税」サイトの選び方まとめ

「ふるさと納税」サイトの選び方についてまとめると以下のようになります。

  • 自治体を応援したい!」「初めてなので分かりやすさ重視の人
    ふるさとチョイス」や「さとふる」がおすすめ
  • とにかくお得な返礼品をもらいたい!と考える人
    楽天ふるさと納税」や「ふるなびがおすすめ

どのサイトがいいかは一概には言えませんが、自分のライフスタイルによって合いそうなものを選んでみてください。

初めての「ふるさと納税」に選びたい返礼品

サイトだけでなく返礼品も種類がたくさんあってなかなか選べないですよね。

今やその地域の特産品にかかわらず、旅行券や家電と本当に様々です。

選択肢ありすぎて悩み疲れた・・。

万一「選ぶの面倒くさい!」とあきらめてしまうくらいなら、その前に我が家の返礼品の考え方をご紹介するので参考にしてみてくださいね。

迷ったらおすすめの返礼品はコレ!

我が家の場合は

  • 夫婦2人暮らし
  • 冷蔵庫が小さい

ゆえにドカーンと大きい寄付金額で生ものなど申し込もうならば、冷蔵庫に入りきらないわ賞味期限までに食べきれないわで大変なことになってしまいます。

大きい冷蔵庫ほしい。。

同じような人たちがいたら自信を持ってお伝えします。

私たちにとって最高にコスパのいい返礼品。

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それはずばり、お米です!

「お米は食べません」という方には何とも響かない内容で申し訳ないですが、毎日食べているのであれば本当にお得です。

スーパーでお米5kg買うと大体1,500円~2,000円弱。

ふるさと納税で1万円~3万円寄付した場合、

2,000円で約10kg~30㎏のお米がもらえる。

普段5Kgしか買えない金額でもふるさと納税なら約10kg~30kg手に入るんですよ、分かりやすくないですか?

夫もふるさと納税を始めてしばらくは、少しでも節約になればという目的でお米を選んでいました。

お米なら冷蔵庫に入るかの心配はしなくてよいし、しばらく買い物で重い持ち運びをしなくてすみます。

「ふるさと納税」を楽しみたいという人からするとワクワク度合いには欠けるかもしれませんが、何よりお得かどうか計算しやすい返礼品ではないでしょうか。

  • ふるさと納税でとにかく節約したい人
  • もう悩みすぎて選びたくない人

には迷わずお米をおすすめします。

自己負担2,000円で贅沢したい?それとも節約したい?

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とはいえ、いざ私もふるさと納税するとなるとやはり楽しみたい気持ちが勝ちました。

よくよく考えたら返礼品というのは実質2,000円支払って購入しているようなものです。

私たち夫婦でなんだかんだ話して行きついたのが以下の選び方です。

自分にとって「2,000円以上の価値」があるかどうかを基準に返礼品を選ぶ

もちろん2,000円の価値って人それぞれですが、これを念頭に置いておくと選択肢が絞れます。

例えば私がふるさと納税をしたとき、最初は高級なお肉にしようかなとかも考えました。

しかし我が家では普段全く牛肉を買いません。

時々外食で食べることはありますが、特に我慢しているわけではないんです。

普段なくても不満のないものを2,000円出して買う。

あれ?もはやただの「支出」では?

もちろん税金控除を受ければそれだけでお得と感じられますし「ふるさと納税は普段の生活にはないものを贅沢に楽しむのが醍醐味!」と考えるなら別です。

そういった人の方が多いかもしれません。

ただ「節約」も「ワクワク」も両方重視したい!人

「普段から買うけど高いなと感じているもの」がおすすめ

と考えます。

私にとってはバターとかチーズかな!

人それぞれですが、初めてのふるさと納税で迷いに迷っている方はその部分をイメージしてみてくださいね。

おわりに

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ふぅ。やっと一息つけた。

最後にもう一度ふるさと納税の大まかな流れをまとめると、

  1. 額面で1月から12月までの年収をチェックし寄付限度額を確認する。
  2. 12月までに自治体を選び寄付を申し込む
    (ワンストップ特例制度を申し込む人は申請書の確認を忘れずに)
  3. 寄付金の受領証明書と返礼品を受け取る
    ・ふるさと納税の申告以外で確定申告の必要ない人及びふるさと納税の寄付をした自治体が1年間に5つ以内の人寄付の翌年1月10日までにワンストップ特例の書類を自治体に郵送
    確定申告が必要な人⇒確定申告時にふるさと納税寄付の申告
  4. 寄付の翌年支払う住民税からふるさと納税寄付分の税金が控除される
    (確定申告の人は上記に加えて指定した口座に所得税控除額が振り込まれる)

初めは難しく感じるかもしれませんが、一度利用すれば「なんで今までやらなかったんだ」と思えます。

気になっているなら足踏みしているなんてもったいないです!

是非あなたも利用してみてくださいね。

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