スペインの「グラナダ」は気候の良さがとても気に入りました。
ヨーロッパ周遊最後に訪れたスペインで、まず思ったのは
色鮮やか!
太陽が一気にまばゆく感じ、ぱっと視界が鮮やかになったんです。

マドリードからグラナダに向かう列車からの景色。

疾走感のある車窓からすでにもう陽気さを感じました。
その前のパリやモンサンミッシェルで天候に恵まれなかったのもありますが、偶然だけではありません。
スペインの中でも、地中海に面したスペイン東部や南部は年中穏やかな地中海性気候なんです。
今回はアンダルシア地方にある「グラナダ」を観光した感想をまとめます。
グラナダの代表的な観光スポットについてご紹介しますので参考にしていただけたら嬉しいです。
- グラナダの観光スポットについて知りたい
- アルハンブラ宮殿の感想を読みたい
- 情熱的なフラメンコを見てみたい
・グラナダでまずは「日本語情報センター」へ!
私がグラナダで最初に訪れたのが「日本語情報センター」でした。
旅の途中に出会ったバックパッカーからゴリ押しされたんです。
どんな所なのかピンとこないですよね。
しかし、実際に行ってみた私からも同じ言葉を言わせてください。
グラナダを訪れる全ての日本人観光客へ。
グラナダ行くなら日本語情報センターに立ち寄るべし。
日本語情報センターは、グラナダ在住の日本人が館長を務める観光案内所です。
- アルハンブラ宮殿のチケット手配
- フラメンコ鑑賞チケット手配
- アンダルシア地方周遊ツアー
- フラメンコ体験
- スペインギター体験
- タパスツアー
- スペイン語レッスン
- 気球ツアー
- パラグライダー体験
- 留学サポート
その他やってみたいことなど相談すれば、なんと要望に合わせて個人プランを提案してくれます。
今思えば宿の確保はまさに個別対応だったのかもしれません。
日本語情報センターの素晴らしさは何といってもそのサポートの手厚さ。
- 現地在住ならではのタイムリーな情報
- 万一トラブルに見舞われた際のケア
といった特徴は人間味に溢れていて非常に心強いです。
直接現地で訪問または事前にメールや電話で相談可能なのも安心。

実は私が伺ったのは猫をたくさん飼っていた個性的な先代の時で、現在は2代目の方が館長を務めています。
ホームページを見てみると真摯に受け継がれていて、さらによりよい場所を目指されているのが伝わってくる文面でした。
グラナダに行くならぜひ「日本語情報センター」を訪ねてみてください。
きっと素晴らしい旅になると思います!
・「美味しいジェラート屋」の見分け方

今では完全に旅先の宿は事前予約派の私も、このヨーロッパ周遊旅行の時は現地で宿を見つけていたんです。
それゆえスイスやフランスではなかなか宿が決まらずげっそりしたことも一度や二度ではありませんでした。
グラナダでは明るい内にチェックイン、ありがたや。
心にも時間にも余裕ができたので、フラメンコツアーに参加する前に少し街歩きを楽しみます。

まずはグラナダの観光拠点ともいえる「ヌエバ広場」へ出てみました。
爽やかな青空と雲にフォーカスしてしまいましたが、ヌエバ広場は飲食店や土産屋が並んで賑わっています。

ジェラートといえばイタリアですが、グラナダにも多くのジェラート屋が。
普通に美味しかったもののイタリアで食べたジェラートを思い出してしまいました。
ディスプレイの華やかさにちゃっかり引き寄せられた私がいうのもなんですけれど、本当に美味しいジェラートについて語らせてください。

まぁジェラートなんで基本まずいってことはないです。
が、うなるほど美味しいジェラートを食べたい場合はちょっと待ってください。
本場のジェラート屋には特徴があるんです。
- 金属の入れ物かどうか
- 蓋付なら間違いない
- 色が地味(着色料不使用)
- ねっとりして溶けやすい
この辺りを制覇しているお店はめちゃくちゃ美味しかったりします。
- プラスチックの容器に入っている
- やたら鮮やかで人工的な色
- 山のような高さのディスプレイ
こちらはギリシャのとあるジェラート屋です。

本場のジェラートを求めるなら、こういったお店は避けた方がいいかもしれません。
こんもりとさせたこの形が崩れないのは、溶けないように何か入っているということです。
余計なものが入っていなければ、むしろくすんだ自然な色をしているはず。
ヨーロッパでジェラートを食べる際はぜひ見分けてみてください。

ヌエバ広場を出たらサクロモンテ方面に向かって川沿いを歩いてみます。
写真でいうと、川を挟んだ右側がアルハンブラ宮殿、左側がアルバイシン地区の方角です。
この通りに特別何があるというわけではなかったですが、ちょうどイースターの時期で賑わっていました。
ふと何気なく川を覗くと、

川は流れておらず、猫が3匹いるではありませんか。
特に真ん中の猫。
めっちゃくつろいでる。

約1ヶ月の海外旅行も終盤に差し掛かっていた私は
思わず心の中で叫びました。
ちなみにグラナダにも大聖堂がありますが、短期間に大聖堂見すぎてゲシュタルト崩壊中だったので行っておりません。
そして夜になったのでした。
・グラナダの「洞窟フラメンコ」鑑賞

私はタブラオの洞窟フラメンコツアーを選びました。
サクロモンテの洞窟でジプシーに受け継がれる、貴重なフラメンコスタイルです。
ツアー客は日本以外の国の観光客も多く、とても新鮮でした。
全員集合してまず始まったのは街歩きツアー。
グラナダにはアルバイシンというアラブの雰囲気漂う白い街があります。
グラナダは中世にイスラム統治されていて、その時の街並みが残っている世界遺産がアルバイシン地区なんです。

夜に来たので当たり前ですが、白い街をしっかり感じることはできませんでした。
本音をいうとアルバイシン地区は昼間に来てみたかったです。
ただ夜はサンニコラス展望台でアルハンブラ宮殿のライトアップを楽しむことができます。
時間に余裕があれば昼間の白い街並みとアルハンブラ宮殿の夜景両方を堪能したいところです。

老舗の洞窟フラメンコとやらに着きました。
「Los Tarantos(ロス・タラントス)」ここですね。
一瞬あれ、普通のお店じゃんと思ってしまったのですが、いや、ちゃんと洞窟です。
サクロモンテの丘の斜面に掘られた洞窟住居を改装しているため、入口は普通の建物にしか見えません。
通された部屋は縦長で奥行があり、たしかに洞窟なのだなと分かりました。
一番奥にタブラオのステージが。

かつての洞窟住居を改装しているとはいえ、やはり老舗感が漂いますね。
感情を踊りで表現するフラメンコ、早速熱気と迫力を感じます。

だんだんとヒートアップ。
フラメンコは踊っている方はもちろんですが、後ろで手をたたいている方の迫力も凄まじいです。

ロスタラントスではドリンク1杯付。
情熱的なフラメンコを身近で鑑賞できて面白かったです。
都会のステージで見るフラメンコとはまた違った、ジプシーの歴史を肌で感じるフラメンコでした。
日本語情報センターではロスタラントス以外にもツアーを選べたのでぜひチェックしてみてください。
・「アルハンブラ宮殿」は事前にチケット予約を

「アルハンブラ宮殿」はイスラム・ナスル王朝時代の最高建築、そしてイスラム勢力最後の砦として語り継がれています。
バルセロナのサグラダファミリアに並ぶほど人気のあるスペイン屈指の世界遺産です。
アルハンブラ宮殿と一口にいってもかつては城塞都市だったため、見どころも余裕で10を超えるほど敷地は広大。
主なエリアとしては
- アルカサバ
- ナスル朝宮殿
- ヘネラリフェ
に大きく分けられます。

個人的にはアルカサバから見たグラナダの街並みが圧巻でした。
見学ルートによっては時間がなくて見られなかったということにもなり得るので気を付けてください。
現地で地図をもらえるのでそれに書いてある通りのルートで見学するのがおすすめです。
アルハンブラ宮殿の見どころについては、下記の記事にてご紹介しています。

そして何より、これから訪れようとしている方に声を大にして伝えたいことが。
アルハンブラ宮殿のチケットは事前予約を!
それも出発の少し前とかじゃなくて発売開始される3か月前にネットで予約してください。
暖かい時期のオンシーズンだと1、2ヶ月前でも売り切れるほどの人気なんです。
公式サイト(英語)では約3か月前に発売されるので、出来る限り早い時期に予約されることをおすすめします。
・まとめ
これまでスペインは5都市ほど回りましたが、グラナダに行ってアンダルシア地方大好きになりました。
日本人がイメージするスペインそのままというか、降り注ぐ太陽の日差しとカラッとした陽気が最高でした。
グラナダはアルハンブラ宮殿だけでなく、自然や見晴らしの良い場所も多くてとても美しい都市です。
私は1泊2日だったので定番のフラメンコ&アルハンブラ宮殿で忙しく回ってしまいましたが、2泊あるとじっくり観光できるかなと感じました。
アンダルシア地方でいえばグラナダの他にはセビーリャに行きましたが、マラガやコルドバにも行ってみたいです。
スペインを訪れたい方、ぜひアンダルシア地方を巡る旅を計画してみてはいかがでしょうか。