愛媛県は松山市の道後温泉に旅行した際、何より満足度が高かったのがホテル「道後やや」でした。
日本全国33000の登録宿泊施設の中から選ばれる≪楽天トラベルアワード≫を何度も受賞しているホテルです。
何がよかったのか、どんなところに感動したのか、お伝えしたいと思います。
松山旅行と道後温泉湯巡りの記事はこちら。


Contents
「道後やや」ってどんなホテル?
今回の旅は道後温泉に入ることと温泉街を散策することがメインの目的でした。
そこで探したのはなるべくリーズナブルで且つ満足度が高いと評判のところ。
口コミで気になったのが「道後やや」です。
ホスピタリティーが素晴らしいという意見が口コミの大多数を占めているではないですか。
逆にデメリットを調べてみると、夕食は無し・温泉は無し・部屋に窓がなく狭いの3点という感じ。
ふむふむ。
私の場合は温泉街でおいしいもの食べるのも目的の一つだから夕食は無しでも別に気にしない。
むしろ朝食ビュッフェ楽しみ。。!
道後温泉からも徒歩5分ほどの距離で、姉妹温泉 椿の湯・別館 飛鳥乃の湯泉にいたっては徒歩数分。
温泉無いのも問題なし。
部屋も寝るだけになるので大丈夫でしょう!
(後述しますが不満に全く感じないどころか個人的には驚きの快適さでした)
ということで道後ややに決定です。
またこんな口コミも。
「ホテルへの道に迷った」
たしかにホームページにも
「場所が少し分かりにくくご迷惑おかけしております」
と記載されていましたが、スマホでマップを見ればすぐ発見できました。
一応記載しておくと、
道後温泉駅のすぐそばにある商店街「道後ハイカラ通り」。
この商店街に入ってまっすぐ突き当たりまで進むとローソンがあります。
その左側に「椿の湯」があるので、ローソンと椿の湯の間を通って道なりに進みます。
左~右~とゆるやかなカーブを描きながら道なりに進むと左折できる細い道があるのでそこに入って斜め右側に見えるのが「道後やや」です。

客室側のビルはビシネスホテルのような佇まいですがフロントとレストランの入った建物は趣のある和モダンな造りになっています。
道に迷うお客さんのことを考えてなのか、外にスタッフの方がいらっしゃってすぐ案内してくださいました。
このスタッフさんがまた優しくて、私たちが自撮りをしていたらすかさず「撮りましょうか」と写真を撮ってくださったり、困っていると声をかけてくれたりすぐに対応してくれました。
スタッフの方々のホスピタリティーが溢れていたのもこのホテルへの満足度が上がった大きな理由の一つですね。
口コミで気になったお部屋は如何に。
チェックインして早速お部屋に向かいます。
エレベータでフロアに上がるとすぐ靴箱がありそこで靴を脱ぐんです。
なかなか珍しいですよね。
廊下は軟らかいクッション風の素材なので歩きやすいです。
ここに下駄も置いてあるので温泉に繰り出す際に活躍しそう、ありがたいです。
今回のお部屋はダブルルーム。
面積13㎡。
確かに「狭い&窓がない」のは口コミ通り。
が!
和モダンテイストでお洒落じゃないですか。
想像よりも明るくあたたかい印象をうけました。
普段は狭くて窓がない場所だと閉塞感を感じてしまうのですが、このお部屋は不思議と心が落ち着く居心地。
外での観光がメインだったので寝るだけであれば申し分なくむしろ雰囲気の良さに大満足です。
ビジネスで来られる方や一人旅の方ならなおのこと羽を伸ばせると思います。
アメニティも大体必要なものは揃っているので困ったことは特になかったです。
そして見てください、この浴衣。

みかんをモチーフにしたオリジナルの浴衣なんです。
愛媛といえばの「みかん柄」、かわいすぎます。
これを来て温泉街を散策するのはウキウキしますね。
ホテルからの「おもてなし」がすごい!
「道後やや」で個人的に一番おすすめポイントだと思ったのがホテルからの数々のおもてなし!
憧れの蛇口からみかんジュース!
まず入り口から入って一番最初に目に留まるのがこのみかんジュースの蛇口です。
しかも3種類!
- 温州
- 清見
- 不知火
不知火は「しらぬい」と読みます。
デコポンですね。
もちろん飲み比べしちゃいますよね。
というか入り口にあって24時間いつでも飲めるということもあって、通る度に飲んでしまった。
空港やお土産屋など愛媛には他にもみかんジュースの蛇口がありますが有料のところが多いです。
無料で3種類楽しめるのは嬉しいおもてなしですね。
こんなの見たことない!「タオルバー」でお気に入りを探せ
そしてみかんジュースの蛇口の向かい側にはこちら。

今治タオルがずらり!
なんと好きなバスタオルを温泉のお供に持っていくことができるんです。
それぞれ肌触りが違うので選ぶのも使うのも楽しすぎます。
どんな肌触りのものが好き勝手個人差がありますよね。
タオルバーと言うだけあって約9種類あるのでお気に入りのタオルに出会えるはず。
全部試せないのが悔しいくらいでしたよ。
今治タオル、永遠に触っていられる。。
おもてなしデスクで小腹も心も満たされよう
またエレベーターの前にあるおもてなしデスクという名のサービスが目を惹きます。
- みかん
- おしるこ
- 豚汁
- 鯛めしおにぎり
などがいただけるんです。
時間帯や季節によって内容は変わります。
朝起きて朝食に向かうと目に入ったみかん。

温泉から帰ってきたところに「最高か。」なおしるこ。

夜は豚汁であったまり。

そしてお夜食にぴったりの鯛めしおにぎり。
・・・
写真がない!!(驚愕)
鯛めしおにぎりは人気と聞いたので21時を見計らって一目散に行ったから。。
夢中になって忘れたんですね、きっと。
とにかくいろんなものを少しずついただけるというのが嬉しいポイントです。
ホテル自慢のこだわり朝食ビュッフェ
道後ややの食事は朝食のみのサービスなのですが、これがまたすごい!
特におもてなしを感じたポイントは二つ。
愛媛に来たなら「みかん」を思いきり味わおう
愛媛県産の野菜や瀬戸内の海産物をふんだんに使った朝食ビュッフェ。
出来るだけ調理場での手作りにこだわっているそうです。
ビュッフェで選んでいると見慣れないゾーンが目に入りました。
サラダバーも相当種類が豊富に感じましたがその先にサラダバーと同じようなテンションで佇むオレンジの彼ら。
そう。みかんです。
これでもかと所狭しに並んでいます。
10種類以上のみかんが勢揃いする光景って意外と見ないですよね。
こちらも季節によって内容は変わると思いますが、聞いたことのない種類のみかんもたくさんあって面白かったです。
そしてドリンクバーのところにはこちら。

みかんをまるごと絞るみかんジュースマシーンがあります。
見た目のインパクトと新鮮なみかんジュースでシャキッと目が覚めました。
ちなみに各テーブルの近くにはこんなものが置いてありました。

6:20〜11:00(オーダーストップ10:40)と早めの朝でも営業しているので予定に合わせてゆっくり朝ごはんを楽しめます。
このホテルでの食事は朝食のみではありますが、その内容はそんじょそこらの朝食ビュッフェよりとても充実しています。
非常に満足度の高い朝を迎えることができました。
食器にも注目!まさかの砥部焼!?
そして私が驚いたのは朝食ビュッフェで使う「食器」です。
その多くがなんと愛媛の伝統工芸砥部焼。
食事の時は「こだわっているんだな~。」とただただ感心していたのですが、さらに驚いたのは温泉街のちょっとイイ感じのお土産屋さんに行った時、自分が使ったお皿を発見したんです。
そのお値段、5000円くらいするものでした。
普通にすごくないですか。
砥部焼の魅力を伝えるために、ビュッフェで使用する食器は砥部で活躍している作家さんにオリジナルで手作りしてもらっているのだとか。
形やデザインもそれぞれ個性があるのでお気に入りを選ぶことができます。
これはゲスト・作家さん・ホテルそれぞれにとっても嬉しいなと感じる素敵なサービスですよね。
まとめ
満足度の高いホテルというのは旅のスタイルや目的によって違ってきますよね。
お部屋の広さや景色を重視するのであれば、他にぴったりなホテルもあるかと思います。
けれども!
もしリーズナブル且つサービスの質が高いホテルをお探しでしたら、
「道後やや」を選んで間違いはありません。
私はまた泊まりたいなと思えました。
道後温泉に宿泊の際は是非ともおすすめしたいホテルです。