今回は、世界で2番目に小さい国「モナコ」についてご紹介します。
コート・ダジュールは南フランスの地中海沿岸部に並ぶ保養地一帯。
モナコ・ニース・カンヌなどが有名で、南フランスと言っても国境に近いためイタリア方面からアクセスしやすいです。
私はモナコとニースを訪れて、つかの間のプチバカンスを味わいました。

今回はモナコの穴場観光スポット「モナコ外来植物園」のレポートをしたいと思います。
少しマニアックですが、モナコに行ってみたい&絶景が大好物の方には本当におすすめなので参考にしていただければ幸いです。
- モナコの穴場観光スポットを探している
- 「モナコ外来植物園」に行った人の感想が知りたい
- モナコに行ってみたい!
・モナコを観光するなら絶景を見たい!

私がモナコに滞在したのはほんの1日足らず。
友人と2人でヨーロッパ周遊中、
友人「ミラノに行きたい」
私 「モナコに行きたい」
と意見が分かれ、1度だけ別行動でモナコを一人旅することになりました。
私がモナコに行きたかった理由は、F1でもカジノでもありません。
バックパッカーのこの姿でモナコ行ったら場違いなんじゃ…とも思いましたが、
一度モナコの街並みを見てみたかった
んです。
そこでモナコの絶景を望めるどこかいい場所はないかなと見つけたのが「モナコ外来植物園」でした。
・モナコの穴場観光スポット「モナコ外来植物園」

「モナコ外来植物園」はなんと崖の上にある植物園なんです。
モナコモンテカルロ駅からは徒歩で約20分。
市バスでもアクセス可能なようですが、私は歩ける距離であれば散歩を楽しみたいので歩くことにしました。
ただ、ここで困ったのが荷物です。
事前に調べた時から気になっていた情報ではありましたが、
モナコにはコインロッカーなど荷物を預ける場所がない
ということです。
巨大なバックパックを背負ってモナコの街を歩くのは体力的にはもちろん精神的にもちょっとキツイ。
仕方ありません、結局バックパックを背負って歩くことになりました。
想像してみてください。
服装はほんの少しよそ行きなのに、どでかいバックパックを背負ってモナコの坂道を踏みしめる姿を。
冬も終わりとは言え、この日は晴天だったので次第に汗だくに。
必死の形相で坂道を歩いていると、坂の頂上付近から何か視線を感じました。

なんとおじいさんがカメラのレンズをこちらに向けているではありませんか。
一瞬状況が飲み込めませんでしたが、ここは何の変哲もないモナコの坂道です。
私の姿はモナコの街並みには不釣り合いすぎて、おそらくあのおじいさんにとって
めちゃくちゃレアキャラ
に映ったのだと思います。
恥ずかしさを感じながらもようやく植物園に到着。
受付のお姉さんがとても親切で、なんと私が見学している間バックパックを受付の事務所で預かってくれることになりました。
貴重品とカメラだけ持って身軽に観光できたのは本当にありがたかったです。
施設名 | Jardin Exotique de Monaco |
住所 | 62 Boulevard du Jardin Exotique, 98000 Monaco |
アクセス | モナコモンテカルロ駅から 徒歩:約20分 2番バス:終点「Jardin Exotique」 |
開園時間 | 夏季(5/15~9/15) 09:00~19:00冬季(9/16~5/14日) 09:00~18:00または日暮れ |
休園日 | 11/19(国民の祝日)、12/25 |
入場料 | 大人:6.8ユーロ |
・「モナコ外来植物園」の感想

早速中に入ってビックリ。
様々な種類の植物が盛大に出迎えてくれました。
その数なんと1000種類以上!

岩肌にディスプレイされているかのように生えています。
メキシコなど世界から持ってきた多肉植物で構成されているこの植物園。
多肉植物ってぷにぷにしたやつだけじゃないんですね。
サボテンもれっきとした多肉植物ということを初めて知りました。

この植物園は何といっても園内の構造が面白いです。
本当に崖に沿って建っているので、見学ルートも崖の上から下とヘアピンカーブを描くルートになっています。

上を見上げるとそれが少し伝わるでしょうか。
曲がりくねりながら段々になっている感じです。

こんな風に洞窟感覚を味わえる箇所も。
下へと続く階段も思わずワクワクします。

岩陰から山の方を撮ってみました。
ポコッとなっているところに、「The Dog Head」フランス語で「La Tete Do Chien(犬の頭)」と呼ばれる展望台があります。
あそこからの眺めはすごそうですが、ちょっと難易度高そうですね。

下を見るとこれまたすごい景色。
控えめに言って、
サボテン天国!です。

日本で植物園というとモワワワ~ンとした屋内が多い気がしますが、「モナコ外来植物園」はそんなイメージを吹き飛ばすような開放感があります。
そしてここに来た最大の理由。

サボテン以外(笑)何も遮るものはない、
これぞモナコ
な絶景です。

横を向くと山がちなモナコの地形を表す景色が望めます。
モナコの街並みを見下ろしたときに興味深かったのは建物の屋上。
芝生や木が植えられて屋上庭園のようになっている建物がたくさんありました。

白いおひげの長老っぽいサボテン。
「フォッフォッフォッ。」なんて声が聞こえてきそうです。

いちごみたいなの付いてる。

こっちは黄色。
こういった平たい形のウチワサボテン、メキシコでは割と食べ物としてもポピュラーなんだとか。
本体は野菜、実はフルーツとして売られているそうです。
確かにじっと見ていたらなんだか美味しそうに見えてきました。

珍しいサボテンに夢中になって写真撮りまくる私。
気付けば入場してからなんと2時間が経過していました。
いや、
「サボテンと地中海と街並み」
の3つですね。
とにかく想像以上に楽しめました。
・おわりに
世界的に有名な高級リゾート「モナコ」。
バックパッカーだったので行こうか迷いましたが、行って良かったです。
- カジノ・ド・モンテカルロ
- モナコ公国宮殿
- 聖ニコラス(モナコ)大聖堂
- モナコ海洋博物館
などもちろん他にも観光スポットはありますが、
モナコの絶景をパノラマビューで味わうなら「モナコ外来植物園」は本当におすすめです。
私が行った時は平日だったこともあって特に混雑を感じることはなく、時々1人~2人とすれ違う程度でした。
「モナコ外来植物園」はタイミングが良ければ
絶景をひとりじめ
できる穴場スポットですよ。