今回は、コート・ダジュールの「ニース」についてご紹介します。
と私自身よく知らずに旅していたのですが、後で調べて理解。
コート・ダジュールとは、南フランスの地中海沿岸にある
ニース
モナコ
カンヌ
など有名な保養地が並ぶ一帯を指すんですね。
私はヨーロッパ周遊中にニースとモナコを訪れ、新鮮な景色にプチバカンスを味わえました。
当記事では、ニースに行って垣間見たコート・ダジュールの魅力についてまとめてみました。
旅行に行けないジレンマで、いつにも増して旅行記です。笑
参考になる記事ではないかもしれませんが、個人的に地中海沿い最高だったのでその思いの丈を伝えさせてください。
- ニースに行ってみたい!
- 地中海沿岸の景色に癒されたい
- コート・ダジュールって聞いたことあるけどなんだっけ
【ニースの魅力その①】冬でも比較的温暖

冬のヨーロッパを旅する中で、気温や景色が天国だったのがニースです。

イタリアは何も悪くありませんが、ピサの夜行列車を経てニースに到着した時の高揚感は忘れません。
悪天候のピサから一転、ニースは晴天。
そして意外と暖かい。
前日までダウンを着ていたのに。
防寒具は全てフラワーシャワーのように投げたくなる陽気です。

ニース最高!
宿の窓から外を眺めて、思わず歓喜の声を上げずにはいられませんでした。
というのも、実はピサからの夜行列車がハラハラの連続だったんです。
前日の真夜中。
深夜発の夜行列車に乗るため、ピサ駅の待合室で1時間以上待つことになった私たち。
それも憂鬱だったのですが、ベンチに座って待っていると何やら不穏な空気が流れ始めました。
一人の男の声が。
ホームレス?なのか単に狂っているのか?定かではありませんが、明らかに列車を待っているわけではなさそうでした。
周りに絡むように独り言を言いながら、終始ふらふらウロウロ。
元々の緊張状態にその男の奇行がプラスされて、待合室はサイレントとクレイジーが交差していました。

彼はこんな感じのテンションで楽しそうですが、もちろん私は全く楽しくありません。
座ったまま目を合わせないようにして1時間とにかく耐えました。
ピサに限った話ではないですが、深夜の外出は危険が伴いますね。
私の場合、
1人ではなく友人と2人
旅の都合上、移動が必要だった
ということで、駅の中にある飲食店が開いている間はそこで時間を潰しました。
お店が閉店したあとも、列車が来るまでまだ1時間あったので仕方なく待合室で過ごすことになったんです。
待合室には夜行列車を待つ人がたくさんいて、結果そこまで危険なわけではありませんでしたが、やはり夜は危ないなと感じました。
一人で人気のない場所に行くのはもちろん、暗くなってから出歩くのは極力避けようと決めた瞬間でした。
そんなことを考えながら乗り込んだ夜行列車。
個室ではありましたがベットではなく普通の座席です。
寝心地は良くないものの、先ほどの奇行男のせいで疲れていたのか爆睡できました。
しかし、それは突然起こったのです。
ガラッ!

真っ暗でほとんど何も見えませんが、突如として
めちゃくちゃガタイのいい男性
が目の前に。
ビックリする私をよそにその男性はドアを閉めて急に近づいてきました。
遅れて起きた友人も、寝ぼけ眼にパニック。
と思ったら、男性は英語で何か指示してきました。
えっと、、
しぐさ的に、
「俺もここで寝るからちょっとスペース空けてくれ。」
ということみたいです。
指示されるままあれよあれよと体制が整い、気づけば男性と3人で川の字になって寝ることになりました。
心臓がバクバクするほど驚きながらも、眠すぎて気付いたら3人すやすやと夢の中へ。
そして夜が明ける前に男性は早々と出ていったのでした。
一時は本気で焦ったけど、悪い人じゃなくてよかったです。
そんなこんなで到着前いろいろあっただけに、ニース到着の感動もひとしおでした。
【ニースの魅力その①】2月後半はカーニバルの時期

ニースの駅から海沿いまで歩いて約15分ほど。
宿に荷物を置いたら早速行ってみることにしました。
海岸沿いの道路はヤシの木がたくさん並んでいて南国感があります。

この時ニースはカーニバルの真っ最中で、街全体がお祭りムード一色。
「アルベール1世公園」には手作り感溢れる風車などが飾られていて、すごくかわいかったです。
多くの観光客と地元人々が楽しんでいました。

クリスマスやカーニバルのある冬の時期限定で設置されるというこの観覧車。
写真じゃ伝わらなくて残念なのですが、スピードがまれに見る速さでした。
なんて想像しながら眺めていました。
こちらはギニョールというフランスの指人形芝居。
子供たちがたくさん集まっていました。

どこからともなく、何とも言えない、けれども美味しそうな匂いがします。
探してみると、1つの屋台に行列が。
聞けばニースの伝統的なローカルフードとのことで、さっそく食べてみることにしました。

ソッカは主に
ひよこ豆の粉
オリーブオイル
に塩と水を混ぜて平たく伸ばし、大きな釜で焼いた食べ物です。

味付けは塩コショウ。
なんでしょう、食感はお好み焼きとクレープの中間?みたいな。
外はカリっ、中はフワっとしていて、素朴だけどハマる味でした。
お祭りで盛り上がるのはやはり世界共通ですし、その国の文化に触れられるので楽しいです。
ニースは1年を通じて観光客に人気ですが、2月後半のカーニバルの時期を狙って行くのもおすすめします。
【ニースの魅力その③】地中海沿岸の美しさ

ニースのビーチは想像以上に絶景でした。
ニースブルー、確かに宮古島ともハワイとも違う色です。
砂浜ではなく石ころのビーチ。
なので少し歩きにくいですが、全体的にはとてもきれいな印象でした。

冬のバカンスを楽しんでいる人がたくさんいて、中には泳いでいる人も。

ちなみに夕方のビーチも穏やかで癒されました。
カップルと飼い犬がいい感じだったので思わずパシャリ。

ビーチではしゃぐ子供たち。
思い思いに過ごす人たちが皆、
絶妙に 絵になる。
私もこのビーチを眺めながら、しばらくの間たそがれていました。
・おわりに
ニースはコート・ダジュールを代表する、ヨーロッパ屈指のビーチリゾートでした。
ヨーロッパといえば歴史的な建造物のイメージが強いですが、コート・ダジュールはそれとはまた別世界の景色を楽しめます。
ニースの夏はビーチ、冬はカーニバルが魅力的です。
是非ニースでバカンス気分を味わってみてくださいね。