ヨーロッパ

シエナ観光の所要時間わずか3時間で回れたスポットと感想

今回はイタリアのシエナという街へ行ったときのことを書きたいと思います。

当初1泊2日の予定でフィレンツェを訪れていた私。

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宿で出会った日本人旅行客たちが口を揃えて、

「ここから日帰りでシエナやボローニャに行くのもよかったよ。」

と言うので、急遽1泊延ばして行ってみました、シエナ!

無計画ゆえにトラブルもあり。

所要時間たったの3時間で回ることになってしまいましたが、シエナはのんびりしていて景色のよい街でしたよ。

フィレンツェから日帰りのシエナ観光について感想をまとめてみます。

これからイタリア旅行を考えている方の参考になれば幸いです。

  • フィレンツェに2日3日ほど滞在予定だ
  • シエナの観光スポットを知りたい
  • シエナに行った人の感想を読みたい

・【10:30】シエナへ日帰り観光出発!所要時間は?

シエナはイタリアの中部トスカーナ地方にある都市です。

フィレンツェから南へ約60kmなので日帰りでアクセスすることができます。

朝ゆっくり目に用意して10:30に宿を出発。

私は当時ヨーロッパ周遊中でユーレイルパスを持っていたので電車で行くことにしました。

ちなみにフィレンツェ中央駅からシエナ旧市街までの所要時間は、

  • SITA(シータ)社の急行バスで約1時間半
  • 電車+エスカレータで約2時間

と見ておいた方がよいでしょう。

バスは旧市街付近で降りられますが、電車だとシエナの駅から市街地まで約2kmほど距離があるんです。

とはいえ駅前の「Galleria PortaSiena」というショッピングセンターの中に、駅と旧市街をつなぐ長ーーーーいエスカレーターがあるのでそれに乗れば快適。

ま、私電車だったのにエスカレーター乗っていないんですけどね。

渋滞やバス酔いが気になる人は電車

少しでも早く安く行きたい人はバス

を使うのがおすすめです。

・【12:30】シエナ観光の時間が…!旧市街はいずこ

電車でシエナ駅に到着し、まずは駅前のスーパーマーケットでお昼ご飯を買うことにしました。

チーズが…!チーズ…!!

この時までは楽しみとワクワクでいっぱいでした。

買い物を済ませた私たちは無計画だったのでエスカレーターではなくバスに乗ったんですね。

バスは15分もあれば旧市街に到着するとのことだったので早くていいよねと思っていたのですが、待てど暮らせど着かない。

ん?なんだかもう随分乗ってない?

乗るバスを間違えたのか降りるバス停を見逃したのか、バスの運転手さんに聞いてみるも言葉が通じないのでなかなか分かり合えず。

なんとここで1時間ほどロスするはめになってしまいました。

結局、街散策もかねて旧市街を目指そうと歩き始めたのですが、

シエナの街は起伏が激しい

ので意外と疲れます。

しかもこの期に及んで道に迷い、絶望していたところを通りすがりの人に助けられ、30分ほどかけてようやく旧市街に辿り着いたのでした。

旅行の時間は限られた貴重なものなので、やはり下調べは大事ですね。

・【15:00】カンポ広場で遅いランチタイム

ここです、ここに来たかったんです。

カンポ広場」はシエナの旧市街地の中心にある中世最大級の広場。

若干傾斜もあり扇形になっているんですが、本当にめちゃくちゃ広い。

年に2回この広場で競馬が開かれて、市民総出で楽しむらしいよ。

観光客も地元の人も、みんな座ったり寝っ転がったりして自由に過ごしています。

天気も良かったので広場に座って食べることにしました。

スーパーマーケットで手に入れたのは

  • ライスコロッケ
  • チーズ
  • 生ハム
  • ティラミス

なんだか好き放題なラインナップですが、美味しかったので満足です。

カンポ広場と言えばこの「マンジャの塔」がシンボル。

マンジャの塔は有料ですが登ることが出来ます。

が、私ニアミスで登れませんでした。

マンジャの塔は、

夏にあたる3/1~10/15
→10:00~19:00(チケット購入受付は18:15まで)

冬にあたる10/16~2/28
→10:00~16:00(チケット購入受付は15:15まで

あいにくこの時は

頑張れば行けたのですが、疲れと空腹と、あと正直なところローマ・フィレンツェでもいろいろ登ってきたので「登る系はもういっか。」となってしまったのもあります。

もういっかじゃないよー!

しかしながらイタリアで2番目に高い塔であり、中世の街並みを見下ろすこともそうそう出来るものではありません。

これからシエナに行く方はぜひ登ってみてください。

マンジャの塔」概要
スマホでスクロールできます
施設名 Torre del Mangia
住所 Piazza del Campo, 1 – 53100 Siena
開館時間 ・10/16~2/28 10:00~16:00
(チケット購入受付は15:15まで)
・3/1~10/15 10:00~19:00
(チケット購入受付は18:15まで)
・1/1 12:00~16:00
(チケット購入受付は15:15まで)
【6/17~7/3及び8/11~8/17はパリオ(競馬)開催により変動の可能性有】
閉館日 12/25
塔の入場料 10ユーロ
公式HP http://www.comune.siena.it/La-Citta/Cultura/Strutture-Museali/Torre-del-Mangia

・【16:00】マンジャの塔を横目にシエナの街を散歩

少し後ろ髪を引かれながらマンジャの塔をあとにしました。

カンポ広場からは四方にいくつもの小道が伸びています。

一歩足を踏み入れるともうそこは中世のような世界観

いい。めっちゃいい!

日本とは全く違うこの街並みはヨーロッパならではですね。

中世に金融業で栄えていたシエナは、今なお中世の面影残る歴史地区として世界遺産にも登録されています。

こうやって小道を歩くだけでも十分見どころありの街です。

・【16:30】ようやくシエナ大聖堂(ドゥオモ)へ

街を散策しながら向かったので遅くなりましたが、「シエナ大聖堂」まではカンポ広場から徒歩数分の距離です。

シエナ大聖堂はゴシック様式とロマネスク様式のミックスだよ。

この正面のデザインはゴシック様式で、イタリアで最も美しいと言われています。

個人的に外観は華やかさを感じたのですが、中に入ってびっくり。

白と黒のボーダー、迫力がすごいです。

柱、壁、天井、床と豪華すぎる装飾の数々は、建築学に無知な私でも見入ってしまうほどでした。

奥側内陣のステンドグラス。

実はこちらはレプリカで、併設されている美術館に本物が保管されています。

入口側にはめられたステンドグラスは「最後の晩餐」が描かれています。

ステンドグラスはいくらでも見たくなる。

シエナ大聖堂は床面にもモザイクがぎっしり。

その内の一つ、この狼と双子の絵はローマ建国の伝説に登場するシンボルですが、シエナ誕生秘話にも関係しており、街の至る所で狼と双子の像を見かけました。

また、大聖堂には「ピッコローミニ図書館」が隣接しています。

大聖堂に入って左側に小部屋があるので要チェック。

図書館というよりは「ゴージャスな書庫」といった印象で、天井画は一見の価値ありです。

・【17:30】日帰りシエナのまとめ

あっという間にこんな時間になってしまいました。

そろそろフィレンツェに帰らなきゃ。

シエナの旧市街で過ごせたのは正味3時間

それでも、

カンポ広場

マンジャの塔

シエナ大聖堂

ピッコローミニ図書館

を見ることが出来ました。

私のように迷わなければ4時間は回れますし、もう少し朝早く出たり日が暮れてから帰るのであれば5.6時間は過ごせそうですね。

フィレンツェから日帰りで行けるシエナ、とてもよかったです。

・おわりに

イタリアの中心部トスカーナ地方を代表する街、シエナ

私の場合はなかなか辿り着けないというトラブルもありましたが、定番のスポットは訪れることができました。

なんとか(笑)

バスにしろ電車にしろ、これから行かれる方は私を反面教師に、下調べは万全に望んでくださいね。

何より、これぞ中世な街並みは歩いているだけでも楽しめますよ。

この記事が少しでも役に立てれば幸いです。