スペインのマドリードから約1時間でアクセスできる古都をご存じでしょうか。

トレドの川に囲まれた旧市街は、現在も中世の街並みがほぼそのまま残っています。
ここ、
めちゃくちゃ良かった!

といっても私は一般的ではない楽しみ方をしたかもしれません。
実はトレドを訪れた時、移動の関係で半日の滞在だったんです。
ヨーロッパ周遊のラストスパートで、旧市街がもうお腹いっぱいだった私。
あろうことか、トレドの旧市街ではなく展望台へピクニックという選択をとりました。
旧市街を散策できなかったのは残念ですが、展望台の先で穴場の絶景スポットを発見しましたよ。
誰もいない場所で古都トレドのパノラマを贅沢に満喫しました。
今回はそんなトレドの展望台と私がピクニックを楽しんだスポットについてまとめます。
スペインや古都の旧市街、自然に興味がある方は必見です。
- スペイン旅行で訪れる都市を検討中だ
- トレドに実際行った人の感想が知りたい
- 絶景ピクニックだなんて楽しそう♡
Contents
・マドリード駅でスペイン人に日本語で話しかけられる

フランスからスペイン入りして最初に訪れたのが首都マドリードでした。
マドリードは至って都会的ですが、その時の私は
と思ったんです。
それでマドリードから気軽に行ける近郊都市はないかなと検索。

調べてみると、今なお中世の面影が残る古都として世界遺産にも登録されているそう。
そんなこんなでトレドに行ってみようということになりました。
マドリードの駅で列車を待ちながらトレド観光について友人と計画を練っていた私たち。
突然、
姉ちゃん、まいど。
スペイン人の男性(阿部寛似)が日本語で話しかけてきたんです。

ちょっとやんちゃそうな服装と雰囲気に一瞬たじろぎましたが、話を聞くと三重県の志摩スペイン村で大道芸人として働いていたとか。
半信半疑になりつつ、男性の足元に注目。

真実のようです。
そういえば以前、ドイツ行きの列車内でも隣に座ったドイツ人が突然日本語で話しかけてきたことがありました。
ベタすぎること言うな~と思ったら、チラシも見せてくれて本当だったことがあります。
旅先で現地の人から日本語で話しかけられる
これについては基本的に気を付けた方がいいと考えてはいますが、時にはこんな一期一会の出会いもあるので面白いです。
・トレドの展望台を歩いて目指す

トレドの観光地は主に旧市街の中にありますが、その旧市街地を一望できる展望台も有名です。
展望台までは主に
- バス
- タクシー
- ソコトレン
などの交通手段を利用することができます。
しかし私たちは徒歩で向かいました。
坂道も続くので真夏だとキツイかもしれませんが、この時は春の訪れを感じる散歩日和でむしろ気持ちが良かったです。

有名な都市、そして有名な観光地は混雑もすごいため、旅が続くと疲れてきます。
それもあってこの広々とした景色の中を歩くのは全く苦ではなかったです。
天候が良い日は徒歩もおすすめですよ。
・トレド旧市街を一望する2つの展望台
トレドの旧市街地を一望できる展望台
Mirador del Valle
ミラドール デル バイエ
からの景色がこちら。

上り坂の疲れも吹っ飛ぶ景色です。

景色を楽しみながら気持ちよく歩いていたので、あんなに遠い所から来たなんて不思議な気持ちになりました。
大きな道路沿いにあり、観光客もいるので迷うことはないと思います。
そして、展望スポットはここだけではありません。
ミラドール・デル・バイエからほど近く、
Piedra del Rey Moro
ピエドラ デル レイ モロ
という場所も人気で、さらに高台の岩から旧市街地を望める穴場のスポットなんです。
上から見下ろす感じになるため川に囲まれた旧市街地をよく見渡せます。
トレドのパノラマスポットNo.1といっても過言ではないでしょう。
ただし、こちらは道なき道を「行く」というより「登る」といった方が適切かも。

航空写真の地図で見るとそれが伝わるかと思います。
とりあえず矢印の辺りから入れますが、安全を確保できるよう天候がよく体力に自信がある場合におすすめです。
ちなみに左下に映っているホテル「Parador de Toledo (パラドール デ トレド)」もトレドの絶景が楽しめることで人気。
もしトレドに宿泊を考えているなら要チェックです。
・トレドで穴場の絶景スポットを発見
トレドで代表的な展望台「ミラドール・デル・バイエ」に到着した後、もう少し探検することにしました。
とずんずん歩き進めましたが、登ってきたときと同じ道がひたすら伸びているだけです。
思わず振り返り、

と迷いつつ、もうしばらく歩いてみると、

左側に何かが見えました。

家族連れが仲良くランチを楽しんでいる様子です。
とその左側斜面をみてみると、何やら人が定期的に歩いているような道が。



振り返るとこんな感じ。
そして登りきったその先は。

期待以上の景色!
見晴らし良すぎじゃないですか。

旧市街もご覧の通り、
最高。
ピエドラ・デル・レイ・モロほどの高さはありませんが、なかなかの絶景です。
あちらはゴツゴツした岩場なのでのんびりくつろぐというわけにはいかないと思います。

地図で言うと大体この辺りです。
トレドの絶景を堪能できるスポットとして、負けず劣らずの穴場といってもよいのではないでしょうか。
というわけでここでランチタイムを過ごすことにしました。
・古都トレドでピクニックを楽しむ

春の陽気に誘われて、トレドの駅からいつのまにかこんな素敵なスポットに辿り着いた私たち。

草木は生い茂っていますが、とてものどかな場所でした。

ふと後ろを見上げると先ほど少し話題に出した、人気ホテル「Parador de Toledo (パラドール デ トレド)」がちらりと見えます。

食べかけですみません、スーパーで買ったクロワッサン。

普段どれくらいの人がこの場所に辿り着いているのか分かりませんが、この時は誰にも会わなかったです。
ランチを終えた後も、私は写真を撮ったり友人は旅日記を付けたりと思い思いにのんびり。
もちろん、帰る際はちゃんと後片付けをして帰りましたよ。
・おわりに

海外旅行ってどうしても慌ただしくなったり大混雑に疲れてしまったりするもの。
そんな中、トレドであえて展望台をメインにしたのは私にとって正解でした。
トレドの絶景に癒さた思い出しかありません。
マドリードに行くなら電車で約1時間の距離なのでぜひ訪れてほしいです。
日程に余裕があるときはピクニック気分でゆったり過ごすのもおすすめですよ。