ヴェネツィアは「水の都」として有名な、イタリアの中でも人気の観光地。
今回はヴェネツィアを訪れたときの感想を旅行記としてまとめたいと思います。
結論から言うと、タイミングに恵まれず残念ながら大満足とはいきませんでした。
が、それでも
「ヴェネツィアはたしかに水の都だわ」
と唸ったほど魅力的ではあったので、ヴェネツィア観光に興味がある方に少しでも参考になれば嬉しいです。
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・憧れのヴェネツィア旅行、まさかの大荒れ

イタリアで最後に訪れたのがヴェネツィアです。
2泊3日でヴェネツィアを堪能する予定だったのですが着いて早々雲行きが怪しくなりました。

ヴェネツィア初日はもう
嵐の域。
雨風がひどくて、これでは観光できそうにありません。

この日はさすがに人通りも少なく。
とりあえずお土産屋さんを物色しました。
ヴェネツィア・カーニバルで有名な仮面がたくさん売られています。

ヴェネツィアはガラス細工も盛ん。
ガラスで出来た雑貨や伝統工芸品のお店がとても多かったです。
私が気になったのは、このカラフルなガラス風船。

それにしても、運河の水…。
あれ?ヴェネツィアに来たんだよね?と一瞬なってしまったのが正直なとろです。

しかしながら、場所を変えると運河の色も全然違ったりしたので不思議。
運河の水は決して綺麗ではありませんが、それだけ観光客が多いということもあるのでしょうね。。
15時頃には逃げるように宿へチェックインし、そのまま引きこもることになりました。
・ヴェネツィアの美しさはサン・マルコ広場の鐘楼から

ヴェネツィアの代表的な観光スポット、「サンマルコ広場」へ行ってきました。
ここ、めちゃくちゃ鳩が多いです!
時間帯とか季節とかで変わるのか分かりませんが、少なくとも私が行った時はすごかったです。
その時の写真もあるのですが、
鳩が苦手な方は発狂するかもしれないレベル
なので写真は一応自粛しておきます。
私は特に苦手なわけではないですが、それでも衝撃的に感じる数でしたよ。
観光スポットは主に
- サンマルコ寺院
- 鐘楼(しょうろう)
- ドゥカーレ宮殿
の3つがあります。
サンマルコ寺院は内部の撮影禁止でした。
というわけで今回もお得意の「鐘楼(しょうろう)」にのぼることに。
のぼると言ってもここの鐘楼は階段ではなくエスカレーターです。

98.6mの高さから眺めるヴェネツィアの街並み。

下に見えているのが「サンマルコ寺院」です。
展望台をぐるっと一周しながら景色を楽しみます。

小さな離島がいくつも浮かんでいます。
ヴェネツィアは海抜1mのため毎年のように高潮の浸水被害を受けていますが、この景色からもそれがよく分かりました。

中心に見えるのが「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」。
正面側が白い建物がサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会、遠くから見るとまるでミニチュアのようです。
鐘楼が景色のアクセントになっていました。

こんなに綺麗な景色なのに、太陽と青空が見えないのはやはり残念です。
曇りでこの景色ですよ、晴れていたら思わず声に出して
水の都♪ヴェネツィア♡君に決めた!
とか訳の分からないテンションで太鼓判を押していたと思います。
ただただ強風にあおられながら、恨めしく景色を眺めていた私たちでした。
・ヴェネツィア、水上での移動手段について

ヴェネツィアの交通手段といえば「ゴンドラ」のイメージが強いと思います。
ただバックパッカーの貧乏旅だった私にとって、ゴンドラは高かった…!
30分 80ユーロ
とかなので、高いですよね。
直接ゴンドリエーレ(漕ぐ人)の所に行って値段交渉したり、相乗りの人数によっては一人分の値段が安く済ませられる場合もあります。
ただタイミングもあるだろうしな~ということで乗りませんでした。
で、私たちが乗ったのは「ヴァポレット」という水上バスです。
ヴァポレットに乗って向かったのは、先ほど鐘楼から見下ろしたココ。

「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」へ超弾丸で行ってきました。
なぜ弾丸だったかというと、購入したヴァポレットのチケットが、
1回券(75分間有効)7.5ユーロ
だったから。
75分の間であれば乗り降り自由、とは言え本当に冷やかし程度の滞在になってしまいました。
1日券は20ユーロと少し高めですが、ヴェネツィアの街を効率よく移動するなら適した交通手段。
3回以上乗るなら1日券がおすすめです。

私が乗ったときは地元の小学生たちと相乗り状態に。
聞けば校外学習の最中だとかで、10歳くらいかな?みんな日本人の私たちに興味津々。
なぜか頼まれて、ヴェネツィアっ子たちの名前に漢字を付けることに。
出会い頭にいきなりインスピレーションで漢字付けるとか恐れ多いですが、子供たちは次々にノートとペンを差し出し、
「漢字かっけーーー!」
と言わんばかりに喜んでくれるので仕方ありません。
ファンにサインねだられてる芸能人気分の中、ふと友達の手元に目をやると、

と書いていました。
子供たちのおかげで楽しい一期一会になり、良かったです。
ちなみにゴンドラは主に観光客用の乗り物ですが、ヴァポレットはヴェネツィアで暮らす人々の足でもあります。
ヴァポレットの席は混雑しているので、スリなどには注意。
そしてゴンドラのようにヴェネツィアの雰囲気をゆっくり…という乗り物ではないかもしれません。
ヴァポレットはあくまで便利な移動手段として活用してみてくださいね。
・水の都ヴェネツィアは街歩きが楽しい

ヴェネツィアは至る所に橋が架かっており、街歩きがとても楽しい所でした。
ただ似たような場所も多く路地が入り組んでいるので、まるで迷路のよう。
好奇心のまま猪突猛進で歩いていると迷いそうです。

街歩きをしているとゴンドラをよく見かけました。

ヴェネツィアに架かる橋の中で最も有名な「リアルト橋」。
ここは通路が3つに分かれており、真ん中は商店街が並んでいます。
そして両側の通路では運河を見ることができるので、写真スポットとして人気です。

南西側なので日差しで上手く撮影できませんでしたが、そういえば午後になってだいぶ天気が回復してきたことにここで気が付きました。

そして30分もしないうちにこの天気に。
喜んだのもつかの間、残念ながら私のヴェネツィア観光はもう終わりの時を迎えていました。

でも少しでも青空のヴェネツィアを見ることができて良かったです。
あっという間のヴェネツィア最終日。
この日は良い雰囲気のレストランで食事を楽しみ、翌日3日目の朝には次の目的地ドイツへと向かいました。
・おわりに
憧れの強かったヴェネツィアは、初日が大荒れだったこともあってガッツリ観光は2日目のみ。
それでも、運河が流れる独特の街並みや離島の景色を見て、来てよかったなと感じたのは事実です。
ヴェネツィアは
車がいない
路地がたくさん
なので街自体はそこまで混雑を感じず、比較的観光しやすい都市だったと思います。
是非イタリアへ行った際はヴェネツィアにも足を延ばしてみてくださいね。