ベトナムの首都ハノイ。
ホーチミンンに次ぐ二大都市の一つです。
ビーチリゾートの「ダナン」やランタンの街並み「ホイアン」のようないかにも観光地な雰囲気を期待して行くと、もしかしたら拍子抜けしてしまうかもしれません。
しかしハノイは
ベトナムの活気ある生活を見れる
フランス植民地時代の名残と東南アジアの雰囲気が混在
している奥深い発展都市です。
今回はハノイの定番おすすめスポットや旅行の注意点を中心にまとめてみました。
これからベトナム旅行に行ってみたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
- ベトナムに行ってみたい!
- ハノイの観光地について知りたい
- ハノイ旅行に実際行った人の感想が気になる
現在、新型コロナウィルスの発生と感染防止に伴い海外渡航が難しい状況です。一部情報が異なる場合があります。
Contents
1.初めての一人旅で「ハノイ」を選んだ理由。
前置きですが、実は私が初めて海外一人旅を決行したのがハノイでした。
その理由はプロフィールのページでも述べていますが、当時ベトナムのハノイで幼稚園教諭として働いていた友人を訪ねたかったんです。
なのでハノイに行きたかったのではなく、たまたま行き先がハノイだったということ。
友人に会うことが一番の目的だった故、ある意味ハノイという場所に対してなんの期待もしておらず、素直に楽しめました。
逆に友人の件がなければ、私の人生ハノイに行くことはなかったかもしれません。
正直なところ、もし今後ベトナム旅行の行き先を選ぶなら、
街並みが世界遺産の「ホイアン」に行ってみたい
です。(爆)
いや、ただ媚びるばかりとかうわべだけの記事なんて誰も読みたくないですよね?
人の趣味嗜好と同じようにハノイが気に入るかどうかはそれぞれだと思いますが、
実際ハノイを旅行した一個人のリアルな感想
ということで本音をお届けしたいと考えています。
確かに私のハノイ旅行は一期一会の行き先でした。
だからこそ、今でも泣けてくるくらい本当に大切な思い出の一つです。
初めて一人で海外に踏み出したあのワクワクは今でも忘れません。
2.ハノイのバイク社会に驚くなかれ
ハノイに着いてタクシーに乗り込み、しばらくすると異変に気付きました。
ビービー!
ブーーーーーーーーーーーーー!
ハノイ旅行の間、クラクションが聞こえない瞬間はほぼほぼなかったような気がします。笑
日本が車社会なら、ベトナムはバイク社会。
道路に9割バイクと1割のバス&タクシーみたいな。
そして3人乗り4人乗りも普通に見かけます。
信号や横断歩道などあってないようなものなので、戸惑って待っていたら一生渡れません。笑
‥自由~。

ベトナムでのクラクションは、
ここにいますよ。
ということを相手に知らせる意図でクラクションを鳴らしています。
日本だと「危ない!」とか「邪魔だよ!」みたいな意味のことが多いので、その感覚で咄嗟に走ったりするとかえって危険です。
徒歩で道路を横断したい時は、
- 立ち止まったり急に飛び出したり戻ったりしない。
- 運転手にアイコンタクトを取りながらゆっくり横断する
これに注意すれば意外とすんなり渡れました!
なのでもしハノイに旅行の際は、上記に気を付けつつ勇気を持って一歩踏み出してみてください。
3.ハノイはどんなところ?こんな人におすすめ

ハノイには植民地時代に建てられたフランス様式の建造物がたくさん残っています。
- 130年以上前に建てられた「ハノイ大教会(聖ジョセフ大聖堂)」
- ハノイの憩いの場「ホアンキエム湖」
この2つは有名な観光地で、是非行ってほしい場所です。
ハノイ大教会はその外観に圧倒されることはもちろん、時間が会えばミサの時に教会内のステンドグラスを見ることもできます。

ホアンキエム湖はハノイの景色を象徴する癒しスポット。
緑に囲まれていて、地元の人も多く散歩やランニングなどを楽しんでいます。
総じてヨーロッパと東南アジアの雰囲気がミックスされた街並みが記憶に残りました。

そしてそれと同じく印象的だったのは、
欧米人の旅行者が多い
お洒落なカフェが多い
ということ。
内装やメニューがお洒落で、思わず写真を撮りたくなるお店ばかり。
カフェのレベルの高さには旅行中何度も驚かされました。
WiFi環境も日本より進んでいるのではというくらい整っているので安心です。

欧米人旅行者が多いことについて、私は興味深くて面白いなと感じましたが、
もしもハノイの旅で、
- 東南アジアの雰囲気にどっぷり浸かりたい
- 東南アジアで生活している人とたくさん接したい
ということを求めて期待して行くと「想像と違った」ということになるかもしれません。
とにかく、良くも悪くも「首都」という感じなんですね。
しかしながら、
- 発展途上国のごちゃっとした街を見たい
- バイク社会を体感してみたい
- カフェや雑貨屋巡りをしたい
- 水辺や公園でのんびりするのが好き
上記が当てはまる人にハノイはおすすめの都市です。
ベトナムにはダナン・ホイアン・フエなどゆったりとした異国情緒溢れる街もあるので、日程に余裕があるなら他の都市と組み合わせて旅行計画を立てるのも理想的だと思います。
4.ハノイの治安について。ぼったくりに注意

一人旅に行く際、不安になることの一つと言えばやはり治安ではないでしょうか。
結論から言うと、ベトナムは割と治安の良い国です。
ただ凶悪犯罪の発生件数は少ないものの、ひったくりやスリなどは警戒が必要です。
またハノイ旅行での移動手段で、タクシーやバイクタクシーを利用する方も多いと思います。
日本人はぼったくりに合う可能性が高いので気を付けてください。
私はバイクタクシーで見事にぼったくられました。(汗)
ちなみに、空港からの交通手段なら
86番高速バス
がおすすめです。
もしタクシーやバイクタクシーを利用する場合。
ぼったくり対策としては、
- 値段交渉は必ず乗る前に!
- 支払いは必ず降りる時!
この2つを心がけましょう。
値段交渉しておかないと相場の何十倍の額で請求されたりしますし、乗る前に支払ってしまうと降りる際「まだもらってない!」と再度請求されることがあります。
ぼったくりは東南アジア全般であるあるなので、経験を重ねて強くなってくださいね。
5.ハノイで絶対食べたい「ローカル焼き鳥ビンミン」

ハノイにはB級グルメの焼き鳥屋さんがたくさんあります。
中でもおすすめなのが「ビンミン」!
現地在住の日本人にも人気で日本語メニューもあるのですが、店自体はベトナムのローカルな雰囲気がむんむんしていて、ベトナムに来たなぁという感じがします。
ベトナム風の焼き鳥ということで、大きい串に鶏肉がドーンと刺さっているんです。
大きいのは串だけでなく、手羽先やモモ肉も20cm~30cmを超えるボリューム。

私元々チキンが大好きではありますが、ビンミンの焼き鳥は本当に今でも恋しいです。
私の語彙力がなさすぎて謝罪レベルですが、
めちゃくちゃ美味しかった。
香ばしくてタレが甘くてジューシーすぎて、普段飲まないビールも進む進む。
実は東京に支店があって、同じようなメニューが食べられます。
ただこんなでっかい串に刺さっていたりはしませんが。
なのでハノイに行かれた際は是非是非!ビンミン行かなきゃ損ですよ!
店名 | Binh Minh(ビンミン) |
住所 | 5 Lý Văn Phức, Cát Linh, Đống Đa, Hà Nội, ベトナム |
アクセス | 旧市街地からタクシーで約12分 |
営業時間 | 16:00~00:00 |
6.ハノイで受け継がれる伝統芸能「タンロン水上人形劇」

ハノイで有名な観光スポットの一つに「タンロン水上人形劇場」という伝統芸能があります。
琴や笛などベトナムの伝統楽器の生演奏と共に、ベトナムの生活やホアンキエム湖の伝説など14の短編が水上で繰り広げられる50分間の人形劇です。
正直なところ観る前は、
と思っていた私。
なのですが、結論、意外と楽しめました。
始まってまず思ったのは、
ベトナム語、ワカラナイ。
でもその後すぐに人形たちが登場して私の心が動きました。
みたいな感じ。

人形なのに、水面なのに、動きがコミカルでテンポがいい。
そんでもって写真じゃ伝わらないのが悔しいけど人形の顔と動きがめっちゃシュール。
言葉はわかりませんが笑えるところやビックリする場面もあって楽しかったです。
やはり音楽や表現に国境はないですよね。

演目の最後に人形を操っていた皆さんが登場。
水上人形を動かす技術の習得には、1年から5年の修業が必要なんだそうです。
ベトナムで大切に守られている伝統芸能「タンロン水上人形劇」なかなか見応えありましたよ。
チケット予約は映画館のようなイメージで当日でも購入可能ですが、せっかく見るなら一番前の席がより楽しめそう。
人形の細かい動きや演奏者の表情もしっかり見えた方が嬉しいなという方は、前日までに購入しておくことをおすすめします。
施設名 | タンロン水上人形劇場 |
住所 | 57B Đinh Tiên Hoàng, Hàng Bạc, Hoàn Kiếm, Hà Nội 100000 ベトナム |
窓口営業時間 | 8時30分~20時30分 |
公演日時 | 毎日5回前後 季節や日によって変動あり |
7.ハノイ旅行とセットで行きたい「ハロン湾ツアー」

ハノイに行くなら、世界遺産の「ハロン湾」へも是非行くべきです。
ハロン湾という名前は、
ハ=降りる
ロン=龍
という意味で、かつて数世紀前には海賊の隠れ家として使われていたこともあるとか。
景色はもちろん、そんなの聞くとなんだか漫画みたいな世界観ですよね。
ハノイで様々な旅行会社がハロン湾のツアーを出しています。
ツアー会社によって金額だけでなく含まれる内容が違うこともあるので、やりたいことできることをしっかり確認して選んでみてください。
1泊2日のものもありますが、個人的にはハロン湾クルーズと鍾乳洞の観光が含まれた日帰りツアーで全然いいかなと思います。
ただ”ハノイと言えばの観光地”とはいえ、
ハノイから片道バスで約4時間
なので丸々一日使うツアーです。
旅の初日と最終日は、基本ゆっくり観光することはできないでしょうから、
例)
2日目 ハノイ市街地
3日目 ハロン湾
というイメージで、ハロン湾に行くなら3泊は必要だと考えてくださいね。
・おわりに
少し前まではベトナムの旅行地と言えばハノイとホーチミンでしたが、最近はダナン・ホイアン・フエの人気が急上昇してきました。
ベトナムの首都ハノイは都会ではあるものの、観光地としては少し派手さには欠けるかもしれません。
しかしながら、ハノイは東南アジアとヨーロッパ両方の雰囲気を感じることができる興味深い街です。
ハロン湾も見ものなので、ぜひベトナム旅行に興味がある方はハノイに足を運んでみてください。
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